【注文住宅の失敗事例】ローコスト住宅で失敗…
ローコスト住宅で失敗する理由
ローコスト住宅のデメリットと失敗談を紹介しています。
注文住宅と聞くと、予算がかかるというイメージがあります。
実際、いろいろとこだわってしまうと、簡単に予算をオーバーしてしまいます。そこで人気なのが、予算を抑えたローコスト住宅。低予算で注文住宅が建てられるのは魅力ですが、メリットだけでなく、デメリットについてもきちんと把握していないと、家を建ててから「こんなはずじゃなかった」ということになってしまいます。
ローコスト住宅のデメリットは、耐久性、耐震性、耐火性、断熱性、遮音性などが優れていないこと。耐震性が低いと、大きな地震が起こったときが心配ですし、断熱性が低いと、外気の影響を受けやすくなり、夏暑く、冬寒い家になってしまいます。
また、キッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備機器も、グレードの低いものが採用されていることが多いので、実際に暮らしてみると、不便に感じたり、不具合が出てくることがあるかもしません。
ローコスト住宅のコストが低いのは、初期費用である「イニシャルコスト」であり、その後、生活していく上でかかる、光熱費や設備維持費などのランニングコストは高くなる傾向にあります。目先のローコストにとらわれず、その後のランニングコストも見据えた上で選ぶようにしましょう。
ローコスト住宅の失敗談
ローコスト住宅で失敗してしまったという人の体験談を紹介します。
安かったぶん手抜き工事をされた
いくつか工務店を回って、見積もりが一番安かったところで注文住宅を建てることにしました。ローコストにこだわっていたので、とても安く仕上げることができました。
しかし、住んでみて驚きました。不具合というよりも、手抜き工事としか思えない仕上がり。ドアはちゃんと閉まらず、床は少し傾いている感じです。業者に連絡したところ「安くしたんだから我慢してください」とのこと。他の業者なら、アフターケアで直してもらえるのに……。重大な欠陥があれば直してもらえるはずだと言うと、これは重大な欠陥ではないといわれました。裁判などで争うことも考えますが、踏ん切りがつきません。
吹き抜けはローコストだと聞いたものの…
リビングを吹き抜けにすると、2階の床が少なくなるのでローコストだと聞きました。
開放的な空間にもなっていいと思い採用しましたが、冷暖房の空気がすべて逃げてしまいます。家の中の声がすべて筒抜けなので、電話で話をしている声もうるさく感じてしまいます。
グレードの低い浴槽はすぐに傷ついてしまった
コストを抑えるため、お風呂の浴槽を、一番グレードの低いタイプにしました。すると、早々に傷がついてしまいました。
同じ樹脂製でも、もうひとつ上のグレードの物なら、傷がつきにくいと知って、さらにショックを受けました。事前に、ショールームで質感を試しておけばよかったです。
注文住宅の間取りと
デザイン性を両立
させるには?