三重県の地盤事情
三重県は地盤は弱いので、大地震発生時には大きな被害が予想されています。三重県で地盤が「強いところ」と「弱いところ」についてまとめした。三重県で住宅建築を考えている方は、参考にしてみてください。
三重県の地盤はやわらかい?
東海地方にある濃尾平野は地盤が弱いため、地震によって大きな被害が予想される地です。三重県の養老山地に向かって西に進むほど、地盤がやわらかいので注意が必要。また、三重県の伊勢湾岸などは液状化の危険も高く、南海トラフ巨大地震の被害想定で、甚大な被害が想定されます。そのため、三重県では毎年地盤調査を実施。2022年度の三重県北勢地域の地盤沈下の調査では、年間1cm以上沈下した地域は観測されませんでした。
また、地下水の状況は、9箇所の観測井戸で水位が上昇という結果でした。長期的には北勢地域の地盤沈下は沈静化傾向であるので、長期的な観測・監視を継続していく必要があります。
三重県で地盤の強いところと弱いところ
強い地域
三重県の山岳部である熊野市や尾鷲市などは地面がしっかりしているので、液状化現状については比較的安全で、地盤が強い傾向にあります。海岸沿いに比べて危険性は低いですが、絶対に安全というわけではありません。住宅を建てる前に地盤の検査を受け、地震などの災害に備えることが必要です。耐震性・耐久性に優れた、永く安心して暮らせる家が建てられる施工業者を探しましょう。
弱い地域
三重県が発表している液状化危険度予想分布図を見ると、桑名市・いなべ市・木曽岬町・東員町などは液状化の危険度が極めて高い地域になっています。伊勢湾に面している地域なので、液状化や地盤が弱い傾向です。地盤が弱く、液状化が起きると、住宅が大きく傾いたり沈んでしまったりと被害が大きくなる可能性があります。被害が起こらないように、住宅の基礎を強化するなど、施工業者と相談して液状化対策をしておきましょう。
参照元:三重県公式HP(https://www.pref.mie.lg.jp/D1BOUSAI/84543007860.htm)
三重県で地震に強い家を建てるためのポイント
地震に強い家の5つのポイント
地震に強い家にするには「上空から見たときに正方形や長方形である」「高さがない平屋」「地盤が強い」「耐震・制振・免震構造を施している」「メンテナンスがしやすい」の5つがポイントです。
地盤や耐震性に優れているのはもちろん、高さがなくてシンプルな形状の家が地震に強いと言われています。地震が発生しても、家を支える6面が一体となって揺れに耐え、地震のエネルギーを分散させるからです。また、経年劣化による被害を最小限にするため、定期的なメンテナンスをおこなうことも重要になります。
家を支える面積に注意
ビルドインガレージや大きな吹き抜け、窓の面積が多い設計の住宅は、家を支える面積が少なくなるので、耐震性の点で注意が必要です。重量鉄骨や鉄筋コンクリート住宅でない場合は、強度を確保できる構造にすることを検討しましょう。
また、後からの増改築は、地震が発生したときに家のバランスが崩れやすくなります。地震対策が必要な三重県で注文住宅の設計・施工やリフォームを考えている方は、家を支える面積が少なくなりすぎていないかを確認しておくと安心でしょう。
いざという時の水害や災害に備えて、住む予定の地域の地盤の確認は、注文住宅を建てる上では必須ポイント。注文住宅会社と一緒に話を進めていきましょう。
当サイトでは、三重県で注文住宅を検討している方に向けて、口コミ評価が高い会社を、「デザイン」「自然素材」「性能」の3つの特徴別に分けてそれぞれ紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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