スケルトン・インフィル住宅の特徴と利点
三重で注文住宅を検討している方は、「スケルトン・インフィル」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「スケルトン・インフィル」は、建物を「構造体=スケルトン」と「内外装、設備、間取り=インフィル」に分けて考える設計の仕方のことを指します。
もともと、オランダの「オープンビルディング」思想が元の概念になっているといわれているこの住宅は、あらかじめ親子3代が住み繋ぐことを想定されています。
この記事では、「スケルトン・インフィル住宅」のメリットを解説いたします。
将来リフォームしやすい長寿命住宅であることが最大のメリット
スケルトン部分とインフィル部分を分けて設計されるこの住宅は、欧米にみられる百年単位の寿命を持つ建築の考え方にならい、スケルトン部分=構造体を強固に作り、耐震性が高められているのが基本となります。
スケルトン部分に比べ、インフィル部分は構造体に比べて寿命が短いといえます。
インフィル部分を何度でも新しく入れ替えられるような設計にすることで、建物全体を長寿命化させているのが「スケルトン・インフィル住宅」の最大のメリットです。
つまり、スケルトン・インフィル住宅は、将来リフォームすることを大前提とした住宅のことなのです。
住宅の資産価値を長く維持できるということからも、近年非常に注目されている建物です。
スケルトンリフォームでライフスタイルや家族構成の変化にも対応
通常の住宅の場合、リフォームを行うとなると構造壁の除去が難しく、間取り変更が不可能というケースも出てきます。
しかし、スケルトン・インフィルであれば、「スケルトンリフォーム」と呼ばれるように、建物の構造体だけを残し内外装をまるごと入れ替えることも可能です。これにより、年数が経過した後も、新築のようにリフォームできます。
また、簡単に間取りの変更ができることから、ライフスタイルや家族構成に変化が生じた場合でも柔軟に対応が可能です。子どもが小さなうちは2LDKの住宅にしておいて、子ども部屋が必要になったら3LDKや4LDKに変更、子どもが結婚して家族が増えた時には二世帯住宅に変更する……という大幅なリフォームの仕方もあります。
さらに、将来的に親が高齢になったり、車いすが必要になったりした場合に、バリアフリーへの対応もスムーズだといえるでしょう。
建売住宅と比べて水道管や配水管のメンテナンスがしやすい
従来、注文住宅が普及する以前、建売住宅においては、間取りや設備の位置はもちろんのこと、配管の位置などを住み手が自由に設計することはできませんでした。
しかし、注文住宅では間取りや設備の位置は自由に決められます。そして、配管の位置までも自由に決めることができるのがスケルトン・インフィル住宅なのです。
スケルトン・インフィル住宅では二重床や二重天井を採用していることが多く、これにより水回りの水道管や配水管、電気の配線やエアコンのダクトなどの移動が行いやすくなっています。
配管設備は、一般的に20~30年ほどですが、通常の住宅では配管設備が構造体に埋め込まれているため、メンテナンスが非常に大変です。一方、スケルトン・インフィルは構造体と配管設備が分離しているため、配管設備のメンテナンスがしやすいといえるのです。
それだけでなく、間取りを設計する上でこれまでの注文住宅以上に自由度が高まっているというメリットも考えられます。
スケルトン・インフィルのデメリット
コストが高くなりやすい
スケルトン・インフィルのデメリットとして挙げられるのがコストです。拡張性の高さを求めているがために、コストが高くなってしまいます。いわば「そのあと変えること」を見越した設計となっているのが原因の1つです。スケルトン・インフィルのメリットを活かそうと内装を変更した場合、当然コストがかかります。何度も内装を変える必要がないと考えている人にとっては、スケルトン・インフィルそのものがそこまでメリットには感じないでしょう。
耐用年数が長いので、住む期間が長くなればなるほどコストパフォーマンスが高まるスケルトン・インフィル。実際にコスト面のメリットを感じるためには、それ相応の期間が必要です。
騒音が気になることも
気になるデメリットとして、騒音が気になるケースもあります。スケルトン・インフィルはいわば「張替えやすい設計」なので、密閉度は従来のスタイルよりも低くなっているのが特徴です。特に賃貸の場合、借主が変わる度に張り替えられる点は、スケルトン・インフィルのメリットにマッチしたスタイルとなります。
騒音に関しては、デメリットとして挙げられやすい部分です。ただ新築の場合、賃貸のように頻繁に借り手が変わることを想定されたものではないので、賃貸よりはしっかりとした基礎となる分、騒音に関してもそこまでではないとの声もあります。新築でスケルトン・インフィルを考えている人にとってはさほど気にすることはないかもしれませんが、賃貸であればこの点はよく覚えておきましょう。
スケルトン・インフィルの注意点
耐震性について
自由な変化を可能にするスタイルは、耐震性に関して注意しなければなりません。耐震性は地震の多い風土を踏まえると、当然考慮しなければならない問題ですが、一方で耐震性を高めようとするとスケルトン・インフィルのメリットである拡張性を損ねることになります。このバランスは注意しておかなければなりません。
コストについて
スケルトン・インフィルを採用すると、建築コストは高くなります。長い目で見ると、息子や孫の代まで含めればコストパフォーマンスが高まるでしょう。しかし、裏を返せばそれだけ長いスパンで考えなければコスト面でのメリットを享受できません。この点もまた、しっかりと理解しておきましょう。
スケルトン・インフィルのまとめ
スケルトン・インフィルには様々なメリットがある一方で、気を付けなければならない点があります。建てた後に「やっぱり辞めておけばよかった」とならないよう、事前に特徴を把握して業者と話し合いましょう。
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